投稿日:2006-03-21 Tue
週末を利用して、ヴィテルボの南にあるヴィーコ湖(Lago di Vico)の畔にあるアグリツーリズモに一泊する小旅行に出かけた。アグリツーリズモの名前はLa Valle di Vico。この宿は妻の職場のルームメートだったナターシャが薦めてくれた。名前をローザというおかみさんがとても愛嬌がある人で、日曜の朝寝坊して10時半まで寝てしまい朝食を逃したら、「あんたたち、待ってたのよ。どうして降りてこなかったの?」と優しく訊いてくれた。ローザさんとはほんの15分程の会話だったが、こんな人のいい経営者ならまた戻ってきてもいいと思った。ちなみに宿泊代は一泊朝食付で二人部屋に二人で泊まって一人35ユーロ。安くもないが、そう悪くもない。しかし、我々が泊まった二階の「ハヤブサ」という部屋の二つの窓からは、湖の水面がわずかに、見えすぎない程度に見え、カルデラ湖であるヴィーコ湖を取り囲むなだらかな山稜が夕陽でくっきりとシルエットとなって見えた。美しい。朝は小鳥が溌剌と啼いていた。と、そういう気持ちのいい宿である。何をすることもなく、ただ湖畔を歩いていい空気を吸いたいというのなら申し分ない拠点だろう。湖は車で走ったら20分ほどで一周してしまうことができるほど小さい。どの地点からも対岸が手に取るようによく見える。
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