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  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
ホームページはこちら:www.sachimine.com

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アメリカから新しいお友達!
アメリカのシアトルに在住の日本人のランドスケープアーキテクト、小林絋一氏が私のことを見つけてくださり(今度イタリアのモンツァの農業学校で先生としてご一緒させていただく星さんを通してです)、早速大阪でお会いする機会を設けてくださいました。

40年以上のアメリカ生活を経て、すっかりアメリカ人みたいな小林さんでした。いろいろとお話しているうちに、共通の知り合いや、私がこれまでお世話になった方々のお名前がどんどん出てきます。つながっている!!すばらしいことです。

たくさんの論文や雑誌への寄稿をされている小林さんですが、なかでもとっても面白そうな記事は、カリフォルニア州にあるマンザナー国定史跡の日本庭園についての記事です。なんと、第二次世界対戦時に強制収容された日系人が手掛けた日本庭園なのだそうで、記事のトップに掲げられた石組の写真だけをみても、なんだかジーンときます。

やはり、日本の文化を受け継ぎ、誇りをもって表現できるひとつの芸術の形として日本庭園というのは存在したのだし、これからもそうでなくてはならないのだと、あらためて思わされます。このマンザナーの史跡庭園、ぜひ見てみたいなー

小林さんは、海外ですでに現存する日本庭園の意義、その維持保存の展望、そしてこれから海外で日本庭園を作ったり維持管理していくことの意義や有意義な方法論などを研究しておられます。海外には日本庭園と名の付く庭がなんと500以上もあるのだそうです!その多くは北米やヨーロッパとのこと。(もちろんそれ以外の地域にも:例えば荒木芳邦氏の庭がキューバにあるとのこと。。。)その土地その土地の個性・環境特性を活かしながら、それでいて日本庭園だと呼べる所以はなんなのか、広い視野で日本庭園を眺めておられる小林さんのお話しを伺って、触発されました。

またひとつ、ありがたい出会いです!

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人。。 | 22:31:43 | Trackback(0) | Comments(0)
謹賀新年、そして ロレンツォ来日!
あけましておめでとうございます!

今年もこのブログを読んでくださるすべての皆様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。

今年も S A C H I M I N E は、植木屋として、またガーデンデザイナーとしてさらなる飛躍をめざし、日々研鑽し、和のこころをもって、お客様を大切に、ちょっとイタリアン~で 臨みたいと思います。

よろしくお願いいたします。

さて、新年早々、去年8月にこのブログで記事を書いたイタリア人の友人ロレンツォが吉野を訪れてきてくれました。ぺトラ、という彼女を連れて。。。

今回の来日は、合気道の多田先生の道場(東京)でのお稽古が第一の目的。そして京都や奈良を観光しつつ、私に会いにはるばる吉野まで足を運んでくれたのです!うれしい!

彼が代表をつとめる出版社 CasadeiLibri 社は主にヨーロッパから東を向いた文化圏(特に東ヨーロッパからバルカン半島、イスラム諸国、インド、日本)の文化、芸術、歴史についてすでにかなりの本を出版しています。今回も最近出版した日本の庭の苔についての本(著者はパリ在住のフランス人)と神道についての本(著者はローマ在住のイタリア人)の二冊をプレゼントしてくれました。

そういえば、日本人は往々にして、外国人には日本のことがなかなか解らないだろう。。。なんて思っているものですが、実は外国人は日本人が思っている以上に、日本のことを深く細かく研究しているようです。そして日本のことを知るときに、彼らは(特にヨーロッパの人たちは)ユーラシア大陸の諸文化を踏まえた上で日本のことを理解しようとしています。例えば、ロレンツォとぺトラを連れて金峯山寺の青の蔵王権現さま(残念ならが今は御開帳中ではありませんでした。。。)のモデルとなったと言われる如意輪寺の蔵王権現さまを拝見しにいったところ、「シヴァ神の影響を色濃く見るね!というか、まさにシヴァだね!」と即座に反応するのです。

ロレンツォこそ、私に、日本のことを理解するのに日本のことだけを知っていたのでは不十分であって、それでは日本について世界の人々と本当に有意義なお話はできないよ、と暗に教えてくれた張本人。

植木屋なんぞが考える必要のないことなのかもしれないけれど、日本の庭についても、やはり少し眼を広げて、世界の庭のなかの日本の庭、ぐらいに考えていろいろ思いめぐらしてみるのがいいと思われます。日本の古き伝統!なんて思っていることに、もしかしたら ― もしかしたら、ですけど ― 古代ローマの庭に通じるなにかがあったりして。。 あるいはそういうものをもしもっと豊かに感じ取ることができたなら、庭というものを題材に世界の人々と語り合うことも、世界の平和(意識の交流、なかんずく美意識の交流)のためのなにかしらの貢献になり得るのではないか、と。

新年、そういうちょっと大きなことを夢想してしまいました。これも我が友、ロレンツォのせい、いや、ロレンツォのおかげ。ありがとう!

lorenzo.jpg

追伸 
8月のブログで、彼が私に書いてきたフレーズ un mutuo e tacito riconoscimento del principio dell'unita' divina を、そのときは「崇高な調和(統一)というものの原理に関する交互の暗黙の認識」 などという訳の解らない訳をしていましたが、今回会ってそのことについて尋ねました。言い換えれば、Quando due ladri si incontrano, si riconoscono. 「二人の泥棒が出くわしたらお互いそれとわかる」ということだと。黙っていてもわかる、つまり、以心伝心。あるいは、和すること。これこそが、彼が合気道を通して求め続けているもの、なのでしょう。ロレンツォ!私のモットーも、「和のこころで」なんだよ!


人。。 | 01:14:32 | Trackback(0) | Comments(0)
チェコのギターリスト作曲家 ステファン・ラック
ステファン・ラックというヒューマニスト音楽家を発見した。

8月上旬私はひとつのクラシックギターのコンサートに深く踏み込んでいた。私の先生ピエロ・パドアが8月上旬にセルモネータ(Sermoneta)というラツィオの小さな街でクレモナのマエストロ、ジョバンニ・プッドゥがコンサートをするはずだ、と私に教えてくれたのがそもそものきっかけだった。さっそくインターネットでこのコンサートについて検索した。その結果分かったのは、プッドゥのコンサートは或るクラシックギター祭りのコンサートの一環であるということだった。私はさっそく主催者のもとに電話した。どうやらプッドゥのコンサート自体は中止となったらしい。私は祭りで招待されていた数人のギターリストの名前に目を通した。私の知っているギターリストはわずかひとりだった。

祭りの二日目の夜、私は思いきってセルモネータを目指した。チリ人の若いギターリストカルロス・ペレス・ゴンザレス(Carlos Perez Gonzales)のコンサートを聴くためだ。高く築かれた城壁の門をくぐりセルモネータの古城の境内に入ると、そこには二本の樫の大木が生えている。その向こう、照明で照らし出されたつきあたりの石作りの建物の中で彼はギターを弾いた。広い境内の土間の中央には古い井戸が据えられている。城壁で囲まれた境内からは深い夜の闇が頭上に広がっていた。彼は甘く美しい音色をセルモネータの古城に響かせた。私たち聴衆はその深くやさしい確かな音色に酔いしれ、外で意気盛んに鳴く蝉の一群のこともしかと忘れたのだった。この重い歴史をたたえた古城、夜の闇、しんしんと響く蝉の鳴き声、照明で照らし出された石の古屋、それらすべてがこの若いギターリストの澄んだ音色をくっきりと浮かび上がらせ、私たちをひときわ別の時空へとつれていった。

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人。。 | 06:01:47 | Trackback(0) | Comments(0)

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