投稿日:2006-05-22 Mon
このブログはイタリアの風景を書くといういうことになっているが、もうここまでの展開で明らかなように、同時に日本の風景と庭園についても書くというということになってしまっている。それはそれでよいだろう。比較庭園論とか比較風景論というようなものが可能かどうか分からないが、書きためていくうちに何がしかの日本・イタリアにまたがる(そして他の国にもおよぶ。。。)庭園や風景の考察ができればと思う。いま日本に一時帰国中で、京都の庭を中心に見て回っている。執筆中の日本庭園についての本のために写真を撮るというのも目的のひとつだ。本来は奈良や滋賀の庭園ももっともっと回ってみたいのだが、時間の制約もあり、どうしても手っ取り早く、庭専門の案内書で紹介されている京都の庭園が先になってしまう。これまで30あまりの京都の庭を見てきたが、今回またあらたに初めて訪れてすばらしかったと思うもの、また感動したものがある。そのうちのひとつが山科の醍醐寺三宝院。秀吉が基本構想を自らしたという庭園として有名だ。写真を撮ってはならないと厳しく言われ断念したが、のどから手がでそうなほど写真に撮りたかった-。
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