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  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
ホームページはこちら:www.sachimine.com

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ヴェローナの風水建築学校で2日間の日本庭園セミナー実施
ヴェローナにある風水建築学校 Scuola Italiana Architettura Fung Shui の招きで5月16・17日の両日、日本庭園セミナーを実施した。参加者は12人。一日目は日本庭園の歴史や形態を講義し、中でも枯山水について詳しく紹介した。演習として机の上で石と砂を使って①滝を表現する②自由に造形をする、という二つを試してもらった。また二日目は特に茶庭について詳しく紹介した。二日目の演習は、私の簡単なお茶のデモンストレーション(盆略)のあと、石と砂を使って延段と飛石を試してもらった。そして最後のデザイン演習として、坪庭の模型づくり。また今回は特に庭と「地のエネルギー」や「気の流れ」との関係についてなにか実践的な要素を取り入れてほしいという主催者側の要請があったので、枯山水の石組が自然の景色や自然のエネルギーの流れを表現したものだという考えに立って、太極拳の基本動作の中で特に山や水にイメージを得る動作を自分が山水(石と水)になったという想定で試してもらった。いっけんいかがわしいものに思えるかもしれないが、やってみてまったく的外れな練習ではないと思った。作庭者である自分が地球の軸に根を下ろした石になり、水の動きを感じることによってよい枯山水は生まれるかもしれないからだ。太極拳の抱虎帰山という動作などは、重い石を抱えてそれを据えようとするときの身体動作と実は非常に似通っている――。
セミナーは参加者から好評をいただいた。2010年10月にはこの風水建築学校の一団を日本の庭見学に案内することになっている。








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講演・講義 | 17:27:29 | Trackback(0) | Comments(0)