投稿日:2013-11-13 Wed
オーストラリア出身、京都在住のMarkさんのご用命で、ご自宅のお庭の剪定・掃除に伺いました。Markさんは京都で主に外国からのお客様に庭を案内したり、様々な日本文化を紹介するお仕事をされています。Markさんのホームページはこちら。
小さいお庭にはキンモクセイが一本。ほかは南天と竹と羊歯。そんなシンプルなお庭です。
こういう庭こそ剪定のセンスが問われる。。。とこちらもだいぶ緊張しました。やる気もでました。
いちばんやりがいがあったのは竹と羊歯の「透かし」です。縁側から庭を眺めた時、竹はちょうど塀越し前面に見えるマンションを隠す役割をしています。つまり、適度な透かしが必要で、しかも特に上の方は目隠しの機能がより大きいので透かし方にとても気を遣います。かといってボテッとした仕上がりではダメ。透かし過ぎはなおさらダメ。
羊歯は庭全面にかなりの密度で植わっていましたが、これも座敷から見た時にいかにも自然で、いかにも洒落たように、そして立体的にみえるように、相当工夫が必要でした。
いい勉強になりました。よく思うのですが、「透かし」はある意味、木に「(空)気をいれる」ということだと思うのですが、今回の竹や羊歯の透かしでもやはり同じようなことを感じました。
Markさん、どうもありがとうございました。お客さまと一緒にきれいになった庭を見ていただいて、ほっといい時間を過ごされるのを期待しています。

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