投稿日:2015-07-14 Tue
桜井市のあるお客様のお家には、毎冬門被りの松の剪定に伺っていますが、庭の一番のみどころは、お客様ご自身でこまめにアレンジしておられる部分のお庭です。以前は大きな木が所狭しと植わっていたらしいのですが、それを明るくきれいにされ、主に花の咲く木を残しながら、足元には季節の花が次々に咲くように植えられています。お客様の庭への情熱、お花への情熱が伝わってきます。そのなかに薔薇を植えられている一角があるのですが、それを縁取るのにとりあえずコンクリートブロックで囲っていらっしゃいました。それはあまりにももったいないので、私からの提案です。石で薔薇の花壇を作りませんか?
さてそれにもいろいろな方法、いろいろな石の選び方が可能ですが、今回は白に茶色のサビが入った川石で囲ってみることにしました。普通の和風の庭ではまず使われない部類の石です。ひとつひとつが派手なわけではないですが、まとめて使うとかなり派手。質感もなんだか筋肉質(!)で、やはりどちらかというと西洋風の庭に合いそうな石ではあります。(ダヴィデ像。。。を連想したりして)
しかし薔薇が相手です。そしてお客様が演出される百花繚乱の庭には、こんな縁石の石組みもありでしょうか、と考えました。
もちろん石は単に並べるのでなく、できるだけ深く据えて、あいばをとって、組んで、流れを作って、リズムを意識しながら、です。
時間がたてばもっと馴染んでくれることを期待して。

作業中

作業中

できあがり。ちょっと白けた感じ。。。水打って写真とるべきでした!
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