投稿日:2018-03-15 Thu
ある御宅のガレージと玄関アプローチを仕切る垣として、くずし金閣寺垣を作成しました。
何故 くずし かと言えば、本式の金閣寺垣はてっぺんの笠の部分に半割竹3本を用いた玉縁を設けるのですが、ここでは太めの○竹をあえて用いているからです。やはり本式の金閣寺垣にすると、このような日常生活の実用的な部分の意匠としては見た目が格調高くなりすぎるのではと思い、すこし馴染みやすいというか、とっつきやすい意匠にしてみたわけです。
全体的に低くて、しかもガレージから玄関へアクセスするための通路部分を余裕をもって確保するために、途切れ途切れの竹垣になってしまう。そこを一体として感じさせるような連続性も必要になる。でも、もともと竹垣のすばらしいところは、このシンプルな連続性を演出できるところですね。シンプルながら、いやシンプルであるからこそ、バランスとか細部の意匠がとても重要になってくるのですね。実に豊かな、奥深い表現が可能な工作ですね、竹垣って!


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