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  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
ホームページはこちら:www.sachimine.com

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道具祓い
前回書いたように、倒木の処理をして12尺の脚立が壊滅しました。

そもそもこのような作業に脚立を使ったというのが間違いでした。

私のちょっとした油断の犠牲になってしまった12尺の脚立。ある意味、身代わりになってくれたとも言えます。ぐにゃぐにゃになって、もう直しようもない。

もちろんこれからも12尺の脚立が仕事では必要です。

そこで新しい脚立を手に入れる前に、この壊れてしまった脚立に長年の感謝の気持ちを伝えたい、そして処分されてしまうこの脚立の魂を少しでも鎮めるために、吉野神宮でお祓い(道具祓い)の儀を受けることにしました。

宮司さんに尋ねたところ、可能であるとのこと。

境内の神前まで脚立を運び、御祈祷をしていただきました。大変丁寧に祈祷をしていただき、平日の雨の午前中、ひとひとりいない静寂な境内で、静かに、この脚立の魂を鎮めてあげることができたのでは、と思います。

「このようなことになったのは残念なことでしたが、よろこんでいると思いますよ。道具にも魂がありますからね。」

宮司さんにそういって頂いたので、よいことをした、と思うことができました。

脚立。自分の命を毎日預けている道具でもあります。それをあらためて感じました。



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植木屋のたわごと | 05:34:42 | Trackback(0) | Comments(0)