投稿日:2019-06-20 Thu

川上村の老舗旅館 朝日館 の中庭。以前このブログでも書きましたが、この庭でいつ作業をしても、この熟成された庭の落ち着きといきいきとした石組の妙に感動をおぼえます。
150年前に、こんな立地条件の険しい敷地で、よくぞこれだけの石組をやってのけたものだ、と。石組が奥行のある立体絵画を描いているのです。
庭に植わる、五葉松、梅、真柏、槇、椿、ギンモクセイ、マンサク、サツキたちもまた、石組と斜面の中でそれぞれの居場所をかみしめて、落ち着きはらっています。
これだけの年月に耐える庭を作ることがどれだけすごいことか。それをまた維持してこられたこの旅館の代々の主や女中さんらの気概にただただ尊敬の念を抱くばかりです。
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