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  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
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庭木のラブストーリー
それはまたとってもいい話でした――。

3年前にご主人をなくされたというお客様。亡きご主人は植木をこよなく愛する方で、おうちの庭木をご自分で丁寧に手入れされていたとのこと。

そしていま畑に残された一本の松。ご主人が逝去されて後、3年間放っておかれたこの松は、枯れ葉がたまり、光の入らない懐は枝ごと枯れ、幹には苔が貼りつき、生きるか死ぬかの瀬戸際というような状態。

「この松はどういたしましょうか?」

「そうなー、どうしよう。もう伐ってもらってもええんやけど、、、でもなぁー、主人が大事にしてたと思うとなぁー」

「それではとりあえずどんなふうになるか、手入れてみますわ!」

というわけで、作業開始。

てっぺんをやって、二段目をやってる最中に、徐々にわかり始めました。この松、きちんと手入れされてたんだなぁー。

それはまるで発掘作業。前のきんとした枝ぶりを発掘していくような面白い作業。

そして作業が進めば進むほど、見る見るうちに、かつてのかっこいい松に回帰していくのです。

作業終了。

「わぁ、見違うようやー」 と奥様は大喜び。

而して、畑仕事をされる奥様の傍で、きれいになった松(ご主人の現身)が寄り添うという素晴らしいストーリーができあがったのです。庭木を介して語られたひとつのラブストーリーなのです。

「伐ってしまわんでよかったわー」

ほんまにその通りです。チェーンソーで伐り倒すのはものの1、2分でできる話。

思い入れのある木はそう簡単に切り倒すべきではない。たかが庭木、されど庭木。そして、さすが松という木。松ってほんとうにすばらしい木ですね。
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植木屋のたわごと | 00:38:51 | Trackback(0) | Comments(0)
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