投稿日:2018-10-11 Thu
前回書いたように、倒木の処理をして12尺の脚立が壊滅しました。そもそもこのような作業に脚立を使ったというのが間違いでした。
私のちょっとした油断の犠牲になってしまった12尺の脚立。ある意味、身代わりになってくれたとも言えます。ぐにゃぐにゃになって、もう直しようもない。
もちろんこれからも12尺の脚立が仕事では必要です。
そこで新しい脚立を手に入れる前に、この壊れてしまった脚立に長年の感謝の気持ちを伝えたい、そして処分されてしまうこの脚立の魂を少しでも鎮めるために、吉野神宮でお祓い(道具祓い)の儀を受けることにしました。
宮司さんに尋ねたところ、可能であるとのこと。
境内の神前まで脚立を運び、御祈祷をしていただきました。大変丁寧に祈祷をしていただき、平日の雨の午前中、ひとひとりいない静寂な境内で、静かに、この脚立の魂を鎮めてあげることができたのでは、と思います。
「このようなことになったのは残念なことでしたが、よろこんでいると思いますよ。道具にも魂がありますからね。」
宮司さんにそういって頂いたので、よいことをした、と思うことができました。
脚立。自分の命を毎日預けている道具でもあります。それをあらためて感じました。
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