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  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
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本の紹介 『茶庭・小庭づくり 施工プランと実例21』
今日は日本語の日本庭園についての本を一つ紹介したい。小松市の岩谷浩三氏が監修され、淡交社編集局編で最近出版されたきれいな本だ。岩谷先生についてはこのブログでも何回か紹介したことがあるが、私のローマのお茶の師匠野尻命子先生の長年のお友達で、御父上は茶道具を商んでいらっしゃったらしく、茶と文化財の目利であり茶人、しかも茶庭もお作りになったという方で、浩三氏はその御子息。彼も茶人にして庭師。昨年『山川草木』の本の執筆のために小松市の岩谷先生のもとにお邪魔し、いくつか作られたお庭も見せてもらった。とても優しく、もてなしの気があふれる庭が多かった。有馬の瑞苑というホテルの庭は大胆にして繊細、しかも実にモダンで粋ないい庭だった。

この『茶庭・小庭づくり 施工プランと実例21』という本は茶庭(露地)を中心にその基本的考え方、露地の分類、構成要素と説明が進み、後半は実例が豊富。何よりも魅力的なのは綺麗にカラーで描かれた平面図や詳細図。そして写真もとても美しい(特に岩谷先生の御父上の作られた庭、天厳居という茶室の露地の写真はお見事)。ヴィジュアルにここまで上手に仕上げられた庭園のマニュアルはこれまでなかったのでは?と思う。全部で90ページ程のどちらかというと小ぶりな本だが、とても暖かい感じがするし、大事にいつでも近くに置いておきたくなる本である。また「お茶事を通して露地を知る」という箇所は、露地をどのように使うかが写真付で解説され、大変分かりやすい。トリノ大学の講座でこの本を紹介して内容も引用して授業したら、学生さんから評価がとても高かった。ぜひイタリア語か英語に訳してくれ!という要望が多かった。

プロ・アマどちらも参考にできる、見ても美しい、使っても便利というとてもいい本だ。淡交社編集局編 『茶庭・小庭づくり 施工プランと実例21』 淡交社、京都、2006年。ISBN 4-473-03337-6。1900円。


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本の紹介・書評 | 21:32:22 | Trackback(0) | Comments(3)
コメント
masui様と岩谷様。ちょっと離れて私(いや、お二人とも雲の上の存在です)
masui様
いつも楽しく、そしてありがたくこちらのブログ拝見させていただいております。
岩谷さんとは直接お話したことはありませんが何度もお顔を拝見したことがあります。というのは私が入会している日本庭園協会なる団体の総会や、シンポジウムでお会いする機会があるためです。
masui様が岩谷さんとお知り合いということで、しかもすごく親しい間柄というのに驚くといいますか、感激しています。日本に居ながらmasui様のことをご存知で尚且つ、親しい方と私が同じ造園団体であるという奇跡に。今年の9月にその団体で国際日本庭園シンポジウムというものが開催されるのですが、きっと岩谷さんもご参加されると思いますので、そこでmasui様のお話等聞けるかもしれません。
このシンポジウムでは私が立ち上げに携わった日本庭園協会神奈川県支部「庭盛会」という若手庭師達がシンポジウム入り口の装飾(庭園)を担当することになり、私も神奈川県支部と庭盛会と2つの部門で直接参加する予定です。岩谷さんにもその出来栄えを(少し不安ありです)見ていただこうと思います。
海外からのガーデナーも来場されるということでかなり緊張と期待に溢れています。まずは設計図を若手庭師(私含む)で作図し、廣瀬慶寛氏に見てもらいOKなら実行という流れですが。
日本らしくコテコテの庭にしようという意見も多く、私は迷っていたりもします・・・。国際日本庭園シンポジウムだから伝統日本庭園!!!というのは・・・・・少し安易ではと思っていたりします。

いつか私もmasui様のようなイタリアや海外で活躍するような素晴らしいお人になれるよう、日々の修行に励みたいとおもいます。

イタリア語の勉強も少しずつ頑張って行きたいです。いつかイタリアの地でmasui様にお会いできる日が来ることを夢見ています。

来年は妻の意向で北イタリア(ベネツィア中心に)になりそうです。
どうにかローマにいけたらいいのですが。そうするとローマは4回目になります。イタリアで唯一おおよその地理が頭に入っている土地です。
ナポリからローマに帰って来たときに、あまりにもナポリに比べて街が綺麗に掃除されていることに気づき、ローマがテーマパークの街に見えてしまったくらいでした。ローマが特別なのかナポリが特別?(笑)なのでしょうか???
2007-06-22 金 19:03:00 | URL | Hiromi Hoshi [編集]
岩谷先生は雲の上のような人かもしれませんが、私は一修行者です!日本庭園に関してはここ5年くらい集中して勉強しているにすぎません。岩谷先生と「親しい」などと言われると僭越極まりないとお叱りをうけますので、どうぞそうおっしゃるのは控えてください!活躍どころか私は日々模索して苦戦しています。イタリアにいるからこそ日本庭園の良さがひしひしと実感されてきたふしもあります。九月の国際会議はどこで開催されるのですか?イタリアか日本でぜひお会いできたら私も幸いです。ローマが綺麗な街?というのはちょっと驚きですが、これも相対的なものですね。確かにナポリからやってくると、そう思えるかもしれませんね。ローマの住人は、この街は汚い、恥だ、なさけない、といつも言っています(街並のことではなくてゴミのことです。)それでも最近街の清掃部隊が増えた感じがします。イタリアは自分で(メイドさんに頼まないで)掃除をする文化があまりないと見えて、お庭を作っても、きちんと掃除をしてくれるかなぁと、ちょっと不安です。。。
2007-06-25 月 01:23:22 | URL | [編集]
国際日本庭園シンポジウムについて
いえいえ、masui様は私にとっては本当に雲の上のお方ですし、いつかイタリアで働きたい私としては尊敬してもしたらないようなお方です。
さて、国際日本庭園シンポジウムは今回で5回目です。2年に一度開催されてまして、日本と外国での開催と交互に行っているようです。
今回、岩谷さんは来場のお客様にお茶をお出しするそうで、シンポジウムの目玉の1つでもあるようです。残念ながら私ども神奈川県支部は直接は岩谷氏の指示の元で装飾できませんが、東京都支部の方は岩谷さんと打合せ協議しながらディスプレイを担当するようです。
しかしながら岩谷さんのお茶のブースとは多少係わり合いがあるので何度もお話しする機会があると思います。岩谷さんは非常に厳しいお人でこの世界で有名なので、今から緊張しております。
会場なのですが、東京の早稲田大学の中で行います。近くの大隈公園ではさまざまなワークショップも行います。私は神奈川県支部の役員をやらさせていただいてるので、延べ段のワークショップに参加します。
詳細とパンフレットが出来次第masui様にメール及び書面を送付させていただきたいと思います。1年間ほどどうにかイタリアで働いてみたいと思っているこの頃ですがどうすればイタリアで働けるのか真剣に悩んでいます。妻もイタリアで働くのは大賛成といってくれているので何とかしてみたいと思うこの頃です。
2007-07-01 日 20:03:59 | URL | Hiromi Hoshi [編集]
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