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  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
ホームページはこちら:www.sachimine.com

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素朴な疑問。。。
イタリア人と日本人のハーフの男子、歳のころ19才。イタリアでこれまでの人生の大半を過ごし、今現在は一時的に日本に滞在中。日本の庭と庭師について興味を持ち、ちょっとどんなものか体験してみたい、と。

何故に??という私の質問に対し、彼はなかなかいい返事をしてくれました。

「日本の庭は美しいけど、どうやってその美しさが生まれるのか、それを知りたい」

いかがでしょう、非常にシンプルで的をついた応えだと思いました。

このシンプルな疑問と探求心をこれからずーと保持していくことができれば、間違いなくいい庭師になれるのではないだろうか、そう思います。

その疑問に答えをだすには、自分なりの頭とからだ両方を使った研究が必要になるでしょう。

そしてそれはいかに経験を積んだ庭師でも、けっして忘れるべきではない疑問でしょう。

日本で育った若者たちに同じ疑問と探求心が生まれるかどうか、それは外から見たときによりいっそう純粋に生まれてくるものなのか、はてはて。。。

私自身がかつてイタリアで生活するなかでより強くなっていった日本の庭へのあこがれ。それを思い返すことになりました。


植木屋のたわごと | 22:23:11 | Trackback(0) | Comments(0)
春近し~ 最初の草引き
春が近づくといえば、ふたたび雑草との戦いが幕を開けるということでもあります。

庭を持つことはすばらしいこと。でも御庭をもつ人々にとってもっとも厄介なのが、やはり雑草との戦いでしょう。

草引きという作業は、ひとそれぞれかもしれませんが、必ずしも煩わしいだけの作業ではないと思うのですが、しかし、しかし、やはりそれなりの時間もかかるし、しゃがんで下を向いて1時間、2時間、半日とじっと作業するのはしんどいものです。

草引きをするときは、あまり全体を見ずに、目の前の草だけを如何にうまく手早く抜くかということにのみ集中し続けると、結構辛いのも忘れて、気が付いたら10㎡でも20㎡でも草引きが終わっているものです。

ところで、一昨日早春の陽を横顔に浴びながら草引きをしていると、二つのことに気づきました。

ひとつは、雑草に毛虫がけっこう沢山潜んでいたこと。初夏から秋までの草引きではあまり雑草のなかに毛虫がいるのを見たことがないのですが、早春のこの時期だからでしょうか。この時期は新鮮なおいしい緑が少ないから、こうして若い新鮮な雑草を食するのでしょうか?面白いと思いました。

二つ目は、赤い葉っぱのオタフクナンテンの周囲の地面に生えている雑草のみが、赤い色を帯びていたことです。雑草も保護色をまとうのか!それとも環境への同化?いやそもそもこの二つは同じこと?

雑草と向き合う作業のなかでも、ちょっとした発見があって面白いものです。


庭づくり・庭作業 | 21:27:50 | Trackback(0) | Comments(0)
樫の剪定 体と木
空手をしていた樫が、だんだん太極拳に染まっていく。。。。 そんな比喩ってあり???

ゴツゴツの拳骨のような枝から力がぬけて、枝の腕から指先までの関節に気が通っていく感じ?

そんなこともイメージしながらこの大きな樫の木に毎年登って剪定をしています。

最初にこの木に登った5年前。鋸も鋏も入らないほどのガチガチの拳をいっしょうけんめいほどかせる作業。3年目にはようやく拳がほどけて自然に手のひらを開いた様子に。力の入った肘や腕も減っていき、体幹から手の先までの流れが見えるように。

そしてさらにその作業が続いています。

ところで、最近 体幹トレーニング ということばがよく使われるようになったようですが、体を幹としてとらえるところ、面白いですね。体を木と見る。木を体と見る。

剪定を考えるときのひとつの参考になると思っています。

kashi_sh.jpg







庭づくり・庭作業 | 10:07:52 | Trackback(0) | Comments(0)
謹賀新年 平成三十一年
新年あけましておめでとうございます。

今年もこのブログを読んでくださっている皆さまにとって充実した一年となりますように。

私は、つづけて、「いい庭とはどんな庭?」という問いを日々しっかりと自分に投げかけながら庭づくりをしていきたいと思います。

ここでいう庭づくりとは、

新しくお庭を誕生させること
そしてそのお庭を時間をかけて手入れしていくこと
お客様がすでにお持ちのお庭をさらによくなるよう手入れし続けること

です。

そして、地域の庭、町の庭、さらには国という庭、地球という庭。。。と、庭を たとえ最初は想念のレベルにとどまることであったとしても、より広い意識で、庭というのを考えていく。

そしてそういうことも考えながら日々の仕事を反省していく―。

.........なんてことができたら、うれしいですね―。 

さてさて、今年最初にハッとさせられたお庭があります。

子供の公園の中の砂場なんですが、なんと石組で囲っているではありませんか。しかも、適当に石を並べたのではなく、きちんと石を組んであるのです。滝口なんかがあったりして! しかも、全部石で囲うのではなく、主に出入りするための部分は円柱のセメントブロックで、サラっと縁取りしてある! いや、これはすごい。

子供が石組の中の砂で遊ぶ。

もちろん「わぁ-石組してある!」なんていう子供はさすがにいないでしょうが(笑)、そういうところで遊ぶというということに、すでに意味があるような気がします。

これを考えつき形にされた方に拍手を送りたいと思います。

場所は葛城山麓公園です。

それでは皆様どうぞよい一年をお過ごしください!

ishigumi_park.jpg





お知らせ | 05:59:47 | Trackback(0) | Comments(0)
茶庭の手入れ
やはり、茶庭となると、よりいっそう美意識を意識しながら作業することになりますね。

今月は2つの茶庭を手入れする作業をしましたが、茶庭って、やっぱり日本の庭のエッセンスを一番よく体現しているように思うのです。

めざすは「自然」。

しかもそれは使われる庭という前提での「自然さ」。

そして、その自然は、作られた自然。つまり、市中にあって山居の趣を醸し出すという意味での自然。

それは、本当に高度な作為・造形なのですね。

使う庭でありながら、つまり、機能を保証しながら、かつ、自然であること。

先日、ローマの裏千家出張所の所長を長年勤められた野尻命子先生をお連れして、能楽師の斎藤信隆先生に面会した折、斎藤先生が、能の動きについて、「自然であること」とおっしゃられましたが、茶庭における自然、というのも、nature を再現するのではなく、むしろ、そのような「自然さ」を庭の中に作り出すことに近いのでは、と思いました。

極力、不自然を排除する―。

そこに日本の庭の本質もまたあるように思います。


庭づくり・庭作業 | 18:36:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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