FC2ブログ
 
■プロフィール

  S A C H I M I N E

Author:  S A C H I M I N E
世界の庭を見渡して考えたい―ほんとうにいい庭ってどんな庭?お客さまのよりよい暮らしに貢献する庭づくりをめざして、日本とイタリアの長~い歴史と深~い文化と豊か~な自然をインスピレーションの泉とします!。。。でも現実は暑さ寒さ虫と戦う植木屋の毎日でございます― (っ^-^)っ゙
ホームページはこちら:www.sachimine.com

■最近の記事
■最近のコメント
■最近のトラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリー
■ブロとも申請フォーム
■ブログ内検索

■RSSフィード
■リンク
『茶の湯の心で聖書を読めば』
ちょっと面白い本を見つけました。

タイトルが目を惹くだけでなく、読んでみると著者の真摯なメッセージが伝わってくるよい本でした。高山右近を自分の目指すべき人物とした著者!

茶の湯の世界と聖書との関係をなかなかバランスよく解説しています。そして茶庭についても聖書のことばを参照しつつきちんと説明しています。ただ、私からすると、『聖書の心で茶の湯(茶庭)を読めば』となるわけですが。。。

「狭い門からはいりなさい。滅びにいたる門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです」という聖書のことばの引用。

ひとりでしか通ることのできない狭い道、パラダイス、自然の本質を切り取る景色。キリスト教に鍵を求め、庭の本質、茶庭の髄にまで洞察を導く。牧師さんであり茶人である著者ならではの論考です。

高橋敏夫 『茶の湯の心で聖書を読めば』 いのちのことば社フォレストブックス 2015年 (初版2006年)



本の紹介・書評 | 06:27:02 | Trackback(0) | Comments(0)
カイヅカイブキ 7m の透かし
御屋敷の門内の庭に鎮座する2本のカイヅカイブキ。高い方は樹高7m、枝張5m。低い方は高さ4m、枝張6m程。

これまで玉仕立てで刈込まれてきたこの2本、この度私の手に委ねてくださったので、この際、透かし剪定をすることにしました。

と、始めてみたのですが、や は り。。。 大変!!!

kaizuka_sukashi_s.jpg

これまでにやってきたどんな木づくりよりも 大変!!

根気、体力(なかんずく脚力。。。)、握力、眼力、すべて総動員して、2日かけてようやく写真のようなところまで進みました。
そしてまだまだ先は長い。

修行時代の初っ端、先輩が透かしたというカイヅカイブキがとてもきれいだったのを今でも鮮明に思い出します。「どうやってやるんだろう??」ってひたすら下から眺めていたのです。あのころが少し懐かしい。。。

「同じ木とは思えない! うれしくなりますね!」

と言って下さるお客様のうれしいおことばを木の上で聞きながら、ただひたすら、どの枝を外しどの枝を残すか、みてみてみて、まず鋸で落とす。そして鋏で整える。

大変だけれど、遣り甲斐と言ったらこの上ない。

庭づくり・庭作業 | 17:19:24 | Trackback(0) | Comments(0)
スウェーデンのお客様
昨年坪庭を作ってさしあげたスウェーデン人のお客様が、日本に来られ、奈良の桜を見たいとおっしゃったので、二日ほど奈良県を案内しました。桜目当てに来られたのに、今年の桜開花のかなりの前倒しにより、お着きになったころにはもうすでに多くの桜の名所で見頃は終わってしまっていました。吉野山しかり、大宇陀の又兵衛桜しかり。そして仏隆寺までも。。。

そこで、奈良県で例年最も開花の遅いと言われる曽爾村の屏風岩公苑の山桜を見に行くことに! それはそれは満開とはこのことか、というほどの完璧なタイミング。そして穏やかな晴れ日和。

20180410_132625s.jpg


桜とその背景をなす屏風の岩が作り出す景色に感動してその場に居尽くす。そして桜の下でピクニック。そして昼寝。

あぁ、なんという贅沢!!

こんな時間があったとは。そしてはるばるスウェーデンからやってきて、こういう日本もあるんだぞ、ということをお見せできたのはなによりでした。

長く厳しいスウェーデンの冬を越えて、この日本の春、この華やかさと陽気が、身にしみて感じられたのでしょう。

スウェーデンの冬といえば、その坪庭が雪をかぶっている写真を見せてもらいました。

IMG_6415s.jpg

あぁ寒そう!!

でもその長く厳しかった冬があったからこそ、この花やこの春の陽気がとてもとてもありがたく感じられるのでしょう。


植木屋のたわごと | 22:37:14 | Trackback(0) | Comments(0)
くずし金閣寺垣の作成
ある御宅のガレージと玄関アプローチを仕切る垣として、くずし金閣寺垣を作成しました。


20180224_165601s.jpg


何故 くずし かと言えば、本式の金閣寺垣はてっぺんの笠の部分に半割竹3本を用いた玉縁を設けるのですが、ここでは太めの○竹をあえて用いているからです。やはり本式の金閣寺垣にすると、このような日常生活の実用的な部分の意匠としては見た目が格調高くなりすぎるのではと思い、すこし馴染みやすいというか、とっつきやすい意匠にしてみたわけです。

全体的に低くて、しかもガレージから玄関へアクセスするための通路部分を余裕をもって確保するために、途切れ途切れの竹垣になってしまう。そこを一体として感じさせるような連続性も必要になる。でも、もともと竹垣のすばらしいところは、このシンプルな連続性を演出できるところですね。シンプルながら、いやシンプルであるからこそ、バランスとか細部の意匠がとても重要になってくるのですね。実に豊かな、奥深い表現が可能な工作ですね、竹垣って!

20180224_165740s.jpg


20180224_165731s.jpg



庭づくり・庭作業 | 22:13:04 | Trackback(0) | Comments(0)
美しい石垣
プロの仕業か、アマの仕業か。。。 

プロだったら納得、そして憧憬の念。
アマだったら、ただただ驚愕。

まあ、それはどちらでもよいのですが。。。

小豆島で見つけたなにげない石垣ですが、思わずおおぉーと言って車を停め、しばし魅入ってしまいました。

丁寧で大胆。大雑把でしかも決め所がシャープ。動きがあって見ていて飽きない。

これはプロの仕業だろうなー。

牟礼のイサムノグチ美術館の石の壁にも感心しましたが、このなにげない道路脇の石の壁にも同様に感心しました。

世の中、突然すばらしいものに出くわすんですね。このような造形が誰でもいつでも見られる普通の場所に露わにしてあることにも、この島―――小豆島―――の深さを感じました。

stone_wall2.jpg

stone_wall1.jpg







植木屋のたわごと | 22:16:09 | Trackback(0) | Comments(0)
前のページ 次のページ

FC2Ad